■デビルサマナー　葛葉ライドウ対アバドン王

クリア前の辛口雑感。

【最終章途中 / Lv65 / プレイ時間 43:56:15 / 合体回数：39回 / 刀：陰剣莫耶】

まだクリアしてないけど、素材流用の続編としては相当おざなりな印象。
要所要所の手抜き臭が半端無い。金の関係で抜かざるをえなかったのかも知れないけど。
何よりシナリオの進行・演出がクソすぎて第壱章で投げようと思ったので評価低いなあ。
（励ましてくれやがった友人たちへ＞その節はどうもありがとう！　ばか！！）
システム周り（特に合体）のバージョンアップは上手いのに。もったいない。
ああでもイナゴとアマツミカボシは無いわ。イナゴはしつこい、ミカボシは面白いと思う人いんの？

話見せたいのかゲームさせたいのかハッキリしてくれっていうかデビルサマナーやらせてくれ。
顕界でエンカウントしなくなったのでお使いがより一層お使いでだるい。少しは隠す努力を・・。
前作もフラグの立たせ方下手だなーと思って見てたけど今作は限界突破した。
あと選択肢も属性変動させるだけならせめてその後の展開の整合性つけてほしい。
開始から15時間近く儀式どうする？邪魔する？って聞いてくるので、

『花嫁は救う』『帝都も守る』、
「両方」やんなくっちゃあならないってのが「デビルサマナー」のつらいところだな。
覚悟はいいか？　オレはできてる。

って気持ちで、私は抗う邪魔するぶち壊すを選び続けた。
結果＝回答シカト。御成婚おめでとうございます！
ロングインタビューか。
言い争うシーンも説得されるシーンも命令されるシーンもなくて、超力不自然。そして不満。

そのくせ帝都に戻ってから「何もできなかった」と悔やむ鳴海の白々しいこと。
それ何かしようともしてない（少なくともプレイヤーには見えていない）奴が言っていいセリフじゃないぞ。
シナリオは始終こんな感じで辟易する。キャラが言わされてるってレベルじゃない。
闘座のゲイリンと凪の辺りも、既に死んだものとして話進んでたし、セリフ回し下手だなー。
演出・説明不足で何してるのか分からないシーンも多いなあ。
前作は赤マントに変態とか髪切りとか（冗長だけど）ムービー作ってただけに残念。退化ひどい。

謎解き関連は、2回目闘座4つ目で若干詰まったけど、あのくらいでもいいんじゃないかなーと思う。
友人にヒント貰って試行錯誤して解けたって感じ。
情報共有はゲームの楽しみ方のひとつだと思うので結構好きだな。
近くにヒントくれる人がいないとちょっとキツイか。攻略見たら答え書いてるしなあ・・。
直後のゴウトのセリフにはイライラしたけど。事後予言とか頭めでたすぎる。

そしてシナドの問答がクソ分かりにくい。
面が「憂い」から「怒り」に変わった辺りからが当人の深層心理で、
それ以前がLAWとCHAOSの象徴かなーと思ってるけど。
書生はLNCを超越した神のポジションとか。

ところでシナドのセリフ、「ライドウの姿を借りてこの世界を見ている者よ」から始まるアレ、
メタシナリオとして読むとこれが中々興味深い。

世界を見ている者＝プレイヤー自身
きっかけ＝ソフト購入
神＝スタッフ
神の作った世界＝ゲーム本編
将来＝続編
希望＝面白いといいなあ！
絶望＝何これマジつまんね

特に「ライドウの世界だけのことだと思うな！」ってセリフは、メタ的視点から解釈しろとも受け取れる。
けどこの解釈で行くと、

将来に絶望して他者に責任を追及するNPC
＝今作・続編に絶望してスタッフに責任を追及するプレイヤー
＝それは責任転嫁だよ

ってことになるから、さすがに有り得ないと思うけどね。仮に思ってても言ってはいけない。
私・・シナド面つけてみんなの夢枕に立つわ・・

ゲームはシナリオ・システム・演出（BGM含む）の三角形、
どれかの頂点が抜きん出てれば多少歪でも「面白い」と言う。
そういうスタンス。
丼王の場合はシナリオと演出が限りなく零に近いので三角形が成り立ってないのだ。
控えめはいいけど、邪魔しちゃだめだ。
想像力を掻き立てない暗転は萎えるだけだ。

てえかゲイリンは血吐いてたし肺結核だろうか？
空気感染とか大丈夫なのか。詳しい人教えて。
そして気になったて古い文献を紐解いた私はついにそういった類の病を発見した。
そうか、多分これだ。シナリオ的に何度か死んでた。見えないところで林檎を切っていたに違いない。
すみません自己解決しました！＞＜